『生きるとは、自分の物語をつくること』

小説家の小川洋子さんと、臨床心理士の河合隼雄さんの対談集 『生きるとは、自分の物語をつくること』を読みました。もう私にとって最高の対談集でした。
図書館で偶然この対談集を見つけるまで、この二人が対談しているなんて知りませんでした。何でもっと早く読まなかったんだろうと後悔しています。
とても深い対談で、全ての「物語」を愛する人に読んでいただきたい本ですが、小川洋子さんの『博士の愛して数式』を読んだ方には特におすすめしたいと思います。
まず、この対談では『博士の愛して数式』のなかに、執筆した作者すら意図しない偶然が含まれていたということに驚かされます。河合先生はカウンセリングをしていくうえで、「なにかありえないようなうまいこと」が起きて患者さんが治っていくという奇跡のような体験を幾度となくされていると話されています。『博士の愛して数式』のなかの偶然の発見は、カウンセリングと小説を書くということの熟練者が対談することによっておきた奇跡のような気がします。http://www.simplyhotelprague.com/

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